愛犬が病気になって感じたこと

私が飼っていた愛犬は、病気というと大げさなのかもしれませんが、一度アレルギー性皮膚炎を発症したことがありました。原因はさまざまですが、私たち飼い主にできることは少なく、おやつをあげすぎないことや、様子をよく見ることなどでした。幸い獣医さんの手によって良くなりましたが、皮膚炎だとしても私はとても心配しました。このとき、ペットを飼うということがどういうことか、新しい発見もありました。それは、ペットを飼うことにおけるメリットはただ可愛い、それだけだということです。

ペットを飼えば病気になるかもしれません。死んでしまったら悲しいでしょう。予期せぬことをしてワンワンと大きな声で吠えればうるさいですし、時間によっては睡眠不足になるかもしれません。それによってノイローゼになってしまう人もいるみたいですし、ご近所からの苦行が来るなんてパターンも。いたずらをしてお気に入りの物を壊されてしまうかもしれませんが、それを叱っても犬なのだから仕方がないのです。こう考えてみると、ペットを飼うメリットはやはりひたすらに可愛いだけではないかと感じました。その可愛いというたったひとつのメリットが、上記で上げたデメリットをすべて丸っと上回ってしまうのです。

しかし、さすがに病気のときには心配し、この心のうちのもやもやを早く解決したいと願いました。きっと家族が病気になっても同じことを思うのだろうと思います。自分が病気になるのも嫌ですが、これだけ距離が近い家族が病気になるとどうなるのか、その気持ちを愛犬が一足早く知らせてくれたような気がしました。

ただ、もう大切な人やペットが病気になって心配する側には回りたくないので、ペットを飼うならやはりそれ相応の覚悟が必要だと再確認しました。私より早く死ぬことは覚悟してしましたが、病気になるところを思うと死より甘く見ていたように思い、反省しました。それに耐え、一緒に楽しく生きられる人こそが飼い主になれるのでしょう。

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