我が愛犬は、行儀が良くなりました。

人間と同様に「躾」を身に着けさせるために、ペット用の「しつけ教室」のようなサービスが存在します。知り合いに、警察犬を育てる為の施設で仕事をしている方がいますが、これは犬自身が本来持っている一定の素養が必要で、その上に訓練を重ねることで身に付く高度な動作を要求するものなので、残念ながらせっかく猛訓練をしても、基準を満たすことが出来ずに警察犬になれなかったと言うこともあります。

映画やドラマにもなりました。これとは若干異なり、巷にはびこるペット用の「しつけ教室」は、愛犬を専門のトレーナーに預け、最低限度のマナーとしての「しつけ」を身に着けさせようとするものです。ここでも、全く意のままに動かずに、いくら訓練しても、じっとしていられずに、大人しく出来ないワンちゃんもいます。はたで見ていて可哀そうになってしまうこともあります。どうして人間と同じであることに気付かないのでしょう。それぞれに個性があって良い筈なのに、うちの子は落ち着きがないとか、おあずけが出来ないとか、悩む飼い主さんがいます。

人間の子供のほうが、犬よりもずっと知能が高い筈なのに、所謂「しつけ」がなっていないようにも思えます。これは、もちろん持って生まれた性格にもよるところも大きいと思いますが、心の接し方も大切だと思います。我が家では保護犬の面倒を見ましたが、人間からそれは酷い扱いを受けてきた子でも、最初は中々心を開いてくれなくても、根気強く、接してあげることでこちらの気持ちがきちんと伝わるようになりました。

暴れて人間に危害を与えるようでは困りますが、そうでなければ、他の犬と比較して悩む必要はないのでははないでしょうか。自戒の念を込めて敢えて言わせてもらえば、厳しい言い方かもしれませんが、人間の子供にまともな「しつけ」をさせられない人が、ペットに思うような「しつけ」は出来ないと考えます。気持ちの悪いくらいお行儀の良いペットもいますが、本当に幸せなのかと疑問に思います。

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